千葉県白井市のビオトープ『まどかガーデン』

まどかガーデン全体図

ヒキガエルとの出会い

3月12日、年長組の子ども達が最後のまどかガーデンに出かけました。
180320_ (5).jpgこの日は池の生きものも捕まえられるように、父母の会の皆様から卒園記念品としていただいた新しいタモ網とバケツを張り切って持っていったのですが...
池に近付くと、ホースのような長い卵が池の中に広がり、大きなカエルが何匹も顔を出していました。
ヒキガエルの産卵です。
180320_ (1).jpg180320_ (9).jpg普段ヒキガエルは水の中ではなく地面の上で暮らしていますが、春あたたかくなってくると産卵のための短い期間だけ池や沼、田んぼなどの水域に集まるのです。
1匹のメスに対してオスが何匹も集まってメスを取り合うことが多く、カエル合戦とも呼ばれています。

予想外の出来事にびっくりして、みんなでヒキガエルを観察。
小さな池に10匹以上が隠れていました。
昨年と一昨年は4月上旬に卵が確認されたのですが、今年は3週間も早く産卵がはじまったようです。
水の中に網を思いきり入れるのは中止となりましたが、この時期だけの貴重な出会いに恵まれました。
180320_ (4).jpg他にも泥あそびをしたり、レンガの下で越冬した生きものを探したり、木登りをしたり、それぞれお気に入りの遊びに集中して、あっという間に時間が過ぎました。
180320_ (6).jpg180320_ (7).jpg180320_ (8).jpg小学生になると勉強や部活、習い事など忙しくなりますが、生きものや自然に関心を持つ心、関心を持ったことへの集中力がこれからものびやかに育まれることを願っています。

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