千葉県白井市のビオトープ『まどかガーデン』

まどかガーデン全体図

かなりや組の放課後ガーデン

6月8日、かなりや組の放課後ガーデンをおこないました。

参加する子ども達はいつもの帰りの時間よりすこし早く幼稚園を出て、バスでガーデンへ。
160613_1.jpgお母さん達が来るまでの間は、みんなでガーデンのお手入れです。

まずはわらの家。
子ども達から親しまれていたわらの家ですが、わらも骨組もくたびれてしまっていたため、一度すべて片付けることにしました。
子ども達からの「また作りたい!」の声を期待します。
160613_2.jpgそして、花壇や畑。
育てている野菜や果物を困らせてしまう雑草を抜きました。
160613_3.jpg13時になり、お母さん達にもガーデンにお入りいただいたら、放課後ガーデンスタートです。

最初に参加していただくのは、生きものをチームに分かれてさがすゲーム。
今回は「もっとちばっ子!」というテーマで、千葉の名産品やキャラクターをチーム名にして、くじをひいて分かれてもらいました。
160613_4.jpg植物数種類と、ダンゴムシやカマキリ。
香りや触り心地、今までの記憶などを頼りにさがします。
たくさんの子ども達が正解を探し当てることができました。
160613_5.jpg160613_6.jpg160613_8.jpg160613_9.jpgゲームの後は、自由あそび。
おやつのブースは、びわゼリー。
びわゼリーは、子ども達と幼稚園のびわでコンポートを作り、寒天で固めたものです。
160613_10.jpg160613_11.jpg小さなうちわ型の名札をさして、できあがり♪
160613_12.jpg160613_14.jpgびわの葉のお茶や薬を作るブースでは、葉っぱをごしごし洗ってお持ち帰り。びわの木を使い尽くしてもらいました。
160613_15.jpg160613_16.jpg今回もたくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました!
160613_18.jpg次回はひばり組。9月まで間があきますが、季節も変わり、また違った内容を体験していただけるのではないかと思います。
どうぞよろしくお願いします!

年長さんの田植え

6月7日、年長さんが田植えのためにガーデンに向かいました。
田んぼの土は先週の代掻きと、観察会でもお父さんお母さん達にお手伝いいただいたおかげで、準備万端!

雁音農産の小野寺さんが送ってくださった元気な苗を、ひとつひとつ丁寧に植えていきます。
160614_1a.jpg160614_2a.jpgまずはうぐいす組。
160614_3a.jpg次にかなりや組。
160614_4a.jpg最後にひばり組。
160614_5a.jpg雲行きが怪しく、終盤には雨もぱらついてしまいましたが、年長さん全クラスで無事に田植えを終えることができました!

今年もおいしいお米ができますように。今後の成長を楽しみに見守ります。
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まどかガーデン観察会

6月4日の土曜日、今年度1回目のまどかガーデン観察会をおこないました。

講師はビオトープ管理士の三森典彰さん。
三森さんは首都圏の小学校にてビオトープに関する授業を多数受け持ち、生物調査などもされるビオトープの専門家で、昨年Biotop Guildを設立されてから更に活躍の場を広げられています。
まどかガーデンではプランニングから、造成、管理、観察会をはじめ様々な面でご協力いただいています。
160614_1.jpgただ遊べる場所ではなく、生きもののすみか"ビオトープ"としての機能を持たせることで、子ども達の感性や創造力がより豊かに育くまれるようにという願いで作った、まどかガーデン。

最近の観察会では自然のものを使ったクラフトや、きせつの食を味わうプログラムが多かったのですが、今回は原点回帰の意味を込めて、ガーデンのお手入れにも参加していただきました。
生きものの目線で、ガーデンのお話しをしてから...
160614_2.jpgまず注目していただくのは、ガーデンにどうしても生えてくる外国産の植物。
外国産の植物が多くなってしまうと、本来地域に生えていた植物が追いやられてしまうため、抜き取ってもらいます。
160614_3.jpgそして水底の泥上げや、水草のお引越し、木の剪定...
どれも、今よりもっと多様な生きもの達に池へ訪れてもらうための手入れです。
160614_4.jpg水底の泥を陸にあげると、土からもぞもぞ、ヤゴなど水生生物が出てくることがあります。
子ども達にはその生きものを救出してもらい、観察した後で池に戻していきます。
160614_5.jpgさらに池に入って手入れをしてくださったお父さんお母さんに、そのまま田んぼの代掻きの仕上げもお手伝いいただきました。
160614_6.jpg楽しみながら熱心に手入れをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
生きもの達はきっと応えてくれると思うので、今後の変化が楽しみです!

お手入れの後には、蜜ろうとアロマオイルを使った虫よけクリームづくりを体験していただいたり...
160614_7.jpg野点を楽しんでいただいたりもしました。
160614_8.jpgお茶のお供は、梅雨をいろどるあじさいの花を模った和菓子。
自分で作った和菓子と、頑張って点てたお茶で、きせつを味わいます。
160614_9.jpg160614_10.jpg160614_12.jpgどろんこ広場には、幼稚園で根強い人気のどろだんごづくりに励む子ども達、そして職員も。
160614_13.jpg昼食のために火を入れていた石窯の温度が安定してきた頃、あっという間に観察会終了の時間となりました。
160614_14.jpg160614_15.jpg今回もたくさんの方にお集まりいただきました。
参加してくださったご家族の皆様、そして三森さんはじめビオトープ管理士のスタッフの皆様、誠にありがとうございました!
160614_16.jpg次回は11月の収穫祭。
田んぼの指導や、稲の苗を毎年ご用意してくださっている、雁音農産の小野寺さんご家族が、遠方の宮城県からお越しくださり、農家さんの声を直に聞きながらお米やお餅を味わうことのできる貴重な機会です。
ご参加をお待ちしています♪

田んぼの代掻き

毎年まどか幼稚園では、年長組の子ども達がガーデンの田んぼでお米づくりに挑戦します。
160610_0.jpg種もみからの発芽を観察したり、土づくりをして苗をうえつけたり、大きくなった稲の花を見たり、収穫して手作りのお米を味わったり。
小さな田んぼですが、春から秋までお米づくりを体験することで、普段あたりまえのように食べているお米を大切に思う気持ちや、食べ物への関心を育みます。

今年も宮城県で生きものに配慮したお米づくりをされている"雁音農産"の小野寺さんが、元気な苗を幼稚園に届けてくださいました。
さっそく田植えをおこなえるよう、6月3日にかなりや組の子ども達が田んぼの「代掻き」に出かけました。
160610_2.jpg代掻きとは、田んぼに水を張り土をこねて柔らかくする、大切な田植え前の準備です。
まずはお話しをよく聞いて...
まずは男の子が、次に女の子が交替で入り、たくさん足踏みをしてたがやします。
160610_3.jpg160610_4.jpgみんなの頑張りで、中心はとても柔らかくなりました!
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