千葉県白井市のビオトープ『まどかガーデン』

まどかガーデン全体図

年長さんの春の遊びと田んぼの準備

4月23日、新しく年長になった子ども達が、進級してはじめてのガーデンへ出かけました。

ガーデンは春の陽気で、明るくぽかぽか♪
もうバッタはいる?カナヘビは?花は咲いているかな?と、冬に出会えなかった生きものとの再会を期待する言葉がいくつも出てきます。
190425_ (3).jpgまずは集合して、これからはじまるガーデンでのお米作りのお話。
今年も田んぼで稲を育てられるように、5月から幼稚園で苗作りをおこないます。
その苗を作るために必要な赤土を、どろんこ広場から掘ってバケツに入れました。
190425_ (1).jpg土の用意が終わったら、タンポポの綿毛を飛ばしたり、花を池に浮かべたり、木登りをしたり、草の中に潜む虫を真剣に探したり。
190425_ (4).jpg190425_ (5).jpg190425_ (8).jpg190425_ (9).jpg池にはヒキガエルのオタマジャクシ。
網は使わずに、子ども達それぞれ工夫しながら捕獲に挑みます。
一匹ずつ大切にすくって近くで観察してみると、変態が進み、小さな後足が生えているオタマジャクシも見つかりました。
190425_ (2).jpg190425_ (7).jpg190425_ (6).jpg短い時間でしたが、春のガーデンを楽しみました♪

バケツいっぱいの重たい土は、お友達で声をかけ合って協力して運び、バスに載せて幼稚園へ。
持ち帰った土は容器に入れて肥料を混ぜて、5月からの苗作りの準備を整えます。
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春の様子

3月からあたたかい陽射しと冷たい雨を数日ごとに受けながら、植物や動物は少しずつ動きはじめ・・・
4月になるといよいよ春らしく、生きものたちの賑わいを感じるようになりました。

太陽に向かって背伸びをして、体いっぱい光を浴びている、オオイヌノフグリ。
190415_(7).jpg葉っぱの隙間で小さなピンク色の花を咲かせた、ヒメオドリコソウ。
190415_ (4).jpg新芽がとても美味しそうな、タラの木。
190415_ (1).jpg池の周りの湿った土からは、サギゴケの花が顔を出しました。
190415_ (2).jpgそして池の中にはオタマジャクシ。
今年も3月の中旬に何匹ものヒキガエルがガーデンの池に訪れ、メスがたくさん卵を産んでいきました。

色々な環境でたくましく暮らすヒキガエルも、産卵できる水辺は限られてきています。
手足が生えて尾がなくなりカエルの姿へ変態するまでの期間は1~2ヵ月程。
5月には小さなヒキガエル達と出会うことができそうです♪
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