千葉県白井市のビオトープ『まどかガーデン』

まどかガーデン全体図

石窯づくり⑦:外壁のコンクリート塗り

 

いよいよ前回までにできあがった外壁のラス網を張った基礎の上にコンクリートを塗っていきます。


まずはいつものように作業の説明をすると早速に作業にとりかかります。

0092.jpg

今回は大量のコンクリートが必要になるということで、なんと。

0093.jpg

石窯の基礎作りも手伝ってくださったお父様にお願いをして、コンクリートを混ぜるミキサーを貸していただきました。


これで作業効率が格段にUPしました。ありがとうございました!

0094.jpg

できあがったコンクリートをさっそく手分けして塗っていきます。

0095.jpg

しかし、曲線の網の上からの塗りつけということで、以前までの塗りつけよりも難易度が高くなかなかうまくいきません。

0096.jpg

とくに後ろと側面の部分は傾斜がきつく、コンクリートの抑えが効かず塗ったそばからはがれてしまうという状況です。

0097.jpg

それでも試行錯誤を繰り返しながら、こつこつと作業を進めていきます。

0098.jpg0102.jpg0099.jpg

入り口付近は隙間なく蓋をしっかりとおさめるために繊細な作業が求められます。

0100.jpg

ああでもないこうでもないと工夫をこらしながら作業を進めること3時間ほどで、ほぼドーム状にコンクリートを塗りつけることができました!

0101.jpg

このあとの作業で断熱材を流し込むための窓を開けておきます。

0103.jpg0104.jpg

ここまできたらあと一息です!最後に表面をきれいに左官で整えていきます!

0105.jpg

すこしゆるめに練ったセメントをきれいに伸ばして塗りつけていきます。

0106.jpg

上部もぬかりなくきれいに整えていきます。

0107.jpg

そして最後に入り口付近を丁寧に調整していきます。

0108.jpg

そして作業開始から4時間ほどでついに完成!炉をしっかりと覆う頑丈な外壁ができました!


何度もお手伝いにご参加いただいたお母様方も多く、効率と手際の良さに助けられながら最後まで安心して楽しく作業をすすめることができました。

ここまでくれば石窯の機能も8割は完成です!!


ここまでお手伝いいただいたたくさんの皆様本当にありがとうございました!

0109.jpg0110.jpg

石窯づくり⑥:外壁の骨組づくり

いよいよ石窯の外枠作りです。

今回は、ここに至るまでの石窯作りを監修、ご指導いただいてきた石窯のスペシャリスト須藤章さんに お越しいただき一緒に作業をお手伝いいただきました。

まずは須藤さんからの石窯についての話、「石窯というのは人をつなぐ縁になる」という言葉がとても印象に残りました。

そして作業についての説明です。今回は前回までに完成している炉の部分の周りに、鉄骨で枠をつくり、その枠に網をはり、外枠を作るための基礎をつくる作業です。
今回は危険な道具も多く使うためなによりも安全第一で作業に取り組みます。

 

0067.jpg

まずは鉄骨をさすための穴をあける場所を決めます。左右のバランスをみながら穴をあける位置を決めます。

0068.JPG鉄骨を曲げる前に、柔らかい棒をつかって完成のイメージをつくります。

0069.jpg

穴をあける場所がきまったら、ハンマードリルを使って土台の大谷石に穴をあけていきます。

0070.jpg

13mmの鉄骨をドーム型の骨組みにするために曲げていきます。
二人一組になって少しづつ曲げていきます。
一気に曲げると角がきつくなってしまうので、少しづつ力加減を調整して曲げていきます。

0071.jpg

見た目以上に繊細な作業でした。

0072.jpg

だんだんとコツをつかんでくると、鉄骨はきれいなカーブを描いてまがっていきます。

0073.jpg

アーチ状になった鉄骨を、さきほどあけた穴にさしていきます。

0074.jpg0075.jpg

外壁のアーチの骨組みがみえてきました!

0076.jpg0077.jpg

ここからさらに鉄骨を増やします。鉄骨でだいたいの形を組んだらあいてるスペースに太い針金をまいて、さらに外壁のアーチをつくっていきます。

0078.jpg0079.jpg0080.jpg0081.jpg0082.jpg

アーチができてきたら、そこにラス網という網を張っていきます。

0084.jpg

曲面に金網をはるのはなかなか難しく、微調整加え、切ったり張ったりしながらきれいなドームになるように整えていきます。

0085.jpg0086.jpg

そして作業開始から4時間ほどでやっと外壁の基礎が完成です!
きれいなドーム型になっています。

鉄骨もきれいな曲線を描き、ラス網もきれいに貼れています!

見事なできばえに須藤さんも終始満面の笑顔でした。

0087.jpg0088.jpg

ここで作業終了と思いきや、

引き続きセメントを使って土台の大谷石にあいた隙間を埋める作業、そしてラス網の根本にコンクリートを塗る作業と休む間もなくお手伝いをしていただきました。

0089.jpg0090.jpg

皆様のおかげで時間内に予定していた以上の作業を終えることができました。
長時間にわたる作業でしたが、
安全に楽しく過ごすことができました!
本当にありがとうございました!




0091.jpg

石窯づくり⑤:炉のセメント塗り

 

今回は、前回までに完成した炉の部分に耐火セメントを塗っていきます。

入念な作戦会議です。

0060.jpg

まずは手作業で耐火セメントを練ります。はじめはおそるおそるやっていた水加減や、セメントの練りですが、いつのまにか、みなさんあっというまに習得されて手際よくセメントをつくってくださいました。

0061.jpg

できあがった耐火セメントを。5センチの厚さになるように炉の周りに塗っていきます。

0062.jpg

みなさん手際の良くであっというまに塗り進めていきます。

0063.jpg0064.jpg

表面もきれいに整えて、耐火セメントでしっかり固められたつるつるの炉が完成しました!

ここはこれから食べ物を焼くとても大事な部分です。

お手伝いをいただいたみなさまありがとうございました!

0065.jpg0066.jpg

石窯づくり④:炉の内枠の手直し

 

さて、今回は残念な作業です。前回までに完成した石窯の炉の写真を、石窯を指導してくださっている先生(須藤さん:のちに登場します)に見せたところ、炉の口の部分と最長部の高さが高すぎるということで、このままだと炉内の温度がうまく上がらない可能性があることをご指摘していただき、急遽炉のサイズを調整する作業を行いました。

前回の作業が過酷だっただけにこれを崩すというのは苦渋の決断でしたが背に腹は代えられず、ひと思いに炉を打ち崩し、上部を削っていきます。

0053.jpg

0054.jpg

前回までにつくった炉がしっかりとできていたために、上部を削る作業は思ったほど大変な作業ではなく、スムーズに修正することができました。

0055.jpg

一度石膏をはがして、炉の口の部分を高さ25センチ、幅を55センチまで縮めます。

0056.jpg

そして修正した炉を改めて石膏で固めていきます。

0057.jpg

そして、このあとこの炉の周りに塗る耐火セメントの厚さの目安になるように、5cmほどの竹ひごを炉の周りに刺しておきます。

0058.jpg

炉のサイズの修正作業が完了しました!

0059.jpg