千葉県白井市のビオトープ『まどかガーデン』

まどかガーデン全体図

卒園児ご家族向け観察会

9月16日(土)、まどかガーデンで卒園児ご家族向けの観察会をおこないました。

今回も講師をしていただくのはBiotopGuildの代表、ビオトープ管理士の三森典彰さん。
そしてまどかガーデンを造成した頃から来てくださっているスタッフの皆さんも駆けつけてくださいました。
170926_1.jpg過ごしやすいお天気に恵まれ、ご家族の皆さんが集まって観察会がスタート!

まずは生きもの調査。
調査用紙に書きこみながらガーデンの池の様子を調べます。
170926_2.jpg水の中にはマツモムシやコマツモムシ、ハイイロゲンゴロウ、コオイムシ、色々な種類のヤゴ...
陸の上にはクビキリギスやショウリョウバッタ、オンブバッタ、カネタタキ、カメムシ...
生きものを見つけては、それがどんな生きものなのか、どんな暮らしをしているのか教えてもらいました。
DSC_0024.jpgその後は、おいしいものがもりだくさん。
BiotopGuildで新しくはじまり、山本達也さんが進めている農業プロジェクト「Agritop Shonan」から、神奈川県平塚市で育てた野菜が並びます。
今は形や大きさが均一なもの、効率的にたくさん収穫できるものが重視され、人工的に作られた種類の野菜が主流となっていますが、AgritopShonanで育てているのは在来種の野菜。
地域の個性を感じられる、生命力あふれる在来種の野菜を絶やさずに次世代へ繋げたいという想いを込めて取り組まれているそうです。
色々な種類の野菜をピクルスとして味見させてもらいました。
170926_3.jpg170926_4.jpgそして長年スタッフとして観察会を支えてくださっている平原由樹さんが立ち上げた、「うふふなミカン ~皮まで食べられるミカンプロジェクト~」から、静岡県静岡市の由比で育てた青みかんのしぼりたてジュース。
P9160070.jpg傷などがつくと売れなくなってしまうことから、みかんは見た目のために様々な農薬が使われているという現状があります。
うふふなミカンは、見た目よりも安心を重視し、ミカンの低農薬栽培に取り組み販売することで、つくる人と食べる人、そして大地もうれしいミカンを育てるプロジェクトです。

青みかんを絞るとさわやかな香りが広がり、味はぎゅっと酸味が詰まっていて、シロップを加えてジュースが完成するのですが、そのままでも酸味がすっきりとおいしく、シロップを加えずに味わっている子ども達がたくさんいました。
170926_5.jpg持ってきてくださった竹で竹細工をしたり、流しそうめんのように竹をつなげて水を流して遊んだりも。
P9160072.jpgプログラム終了後には、石窯を使ってランチタイム。
幼稚園から用意したピザには、AgritopShonanのナスを加えさせてもらいました。
170926_6.jpg白井の旬のなしはデザートピザに。
170926_7.jpgゆっくりじっくりガーデンで活動し、とても楽しい時間となりました。
卒園したばかりの小学校1年生のお友達から、高校1年生のお姉さんまで...卒園してもこうして子ども達、ご家族の皆さんと一緒に過ごせることを心から嬉しく思います。
そして、造成からずっとまどかガーデンを支え続けてくださっている、三森さんはじめスタッフの皆さん、いつもたくさんのお力添えを本当にありがとうございます。
170926_8.jpg今後も卒園児ご家族向け観察会を続けていきたいと思いますので、毎回来てくださっている方も、お久しぶりの方も、ぜひガーデンにいらしてください!