千葉県白井市のビオトープ『まどかガーデン』

まどかガーデン全体図

まどかガーデン観察会

6月4日の土曜日、今年度1回目のまどかガーデン観察会をおこないました。

講師はビオトープ管理士の三森典彰さん。
三森さんは首都圏の小学校にてビオトープに関する授業を多数受け持ち、生物調査などもされるビオトープの専門家で、昨年Biotop Guildを設立されてから更に活躍の場を広げられています。
まどかガーデンではプランニングから、造成、管理、観察会をはじめ様々な面でご協力いただいています。
160614_1.jpgただ遊べる場所ではなく、生きもののすみか"ビオトープ"としての機能を持たせることで、子ども達の感性や創造力がより豊かに育くまれるようにという願いで作った、まどかガーデン。

最近の観察会では自然のものを使ったクラフトや、きせつの食を味わうプログラムが多かったのですが、今回は原点回帰の意味を込めて、ガーデンのお手入れにも参加していただきました。
生きものの目線で、ガーデンのお話しをしてから...
160614_2.jpgまず注目していただくのは、ガーデンにどうしても生えてくる外国産の植物。
外国産の植物が多くなってしまうと、本来地域に生えていた植物が追いやられてしまうため、抜き取ってもらいます。
160614_3.jpgそして水底の泥上げや、水草のお引越し、木の剪定...
どれも、今よりもっと多様な生きもの達に池へ訪れてもらうための手入れです。
160614_4.jpg水底の泥を陸にあげると、土からもぞもぞ、ヤゴなど水生生物が出てくることがあります。
子ども達にはその生きものを救出してもらい、観察した後で池に戻していきます。
160614_5.jpgさらに池に入って手入れをしてくださったお父さんお母さんに、そのまま田んぼの代掻きの仕上げもお手伝いいただきました。
160614_6.jpg楽しみながら熱心に手入れをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
生きもの達はきっと応えてくれると思うので、今後の変化が楽しみです!

お手入れの後には、蜜ろうとアロマオイルを使った虫よけクリームづくりを体験していただいたり...
160614_7.jpg野点を楽しんでいただいたりもしました。
160614_8.jpgお茶のお供は、梅雨をいろどるあじさいの花を模った和菓子。
自分で作った和菓子と、頑張って点てたお茶で、きせつを味わいます。
160614_9.jpg160614_10.jpg160614_12.jpgどろんこ広場には、幼稚園で根強い人気のどろだんごづくりに励む子ども達、そして職員も。
160614_13.jpg昼食のために火を入れていた石窯の温度が安定してきた頃、あっという間に観察会終了の時間となりました。
160614_14.jpg160614_15.jpg今回もたくさんの方にお集まりいただきました。
参加してくださったご家族の皆様、そして三森さんはじめビオトープ管理士のスタッフの皆様、誠にありがとうございました!
160614_16.jpg次回は11月の収穫祭。
田んぼの指導や、稲の苗を毎年ご用意してくださっている、雁音農産の小野寺さんご家族が、遠方の宮城県からお越しくださり、農家さんの声を直に聞きながらお米やお餅を味わうことのできる貴重な機会です。
ご参加をお待ちしています♪

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